〜 回想 東海道ちゃりデビュー 〜


北海道一人旅の翌年.....
友達の下宿でひょんなことから始まった
TVを見ていた、どこかの番組で東海道遊歩道の話があった
『東海道歩いていかないか!?』
『遊歩道でか?どこまでよ?』
『ん〜、京都』
こんな会話であっただろうか?
そいつは4年我輩はなぜか3年(あっ留年したんだ!笑)

そこから計画が始まった、しかし.....
教職に目覚めたそいつは実習で時間がなく
歩くのはやめ自転車で行こうということになった
そこへサイクル野朗のもう一人が参加し計3人で行く予定が
なぜか教職に目覚めた奴は時間がなくあきらめ、
サイクル野朗と行くことになった
実はそいつも留年組だった
留年コンビの旅となったのであった

しかし、問題があった!
ちゃりをやっている奴と初めての我輩
ペースはどうなる?
練習は?大学までの往復約70kmを走ることにした
楽勝だった体力に自身のあった我輩がこれで
たかをくくってしまった.....

大学の近くの友達の下宿をスタートラインにした
我輩は自転車で、サイクル野朗は輪行で来た
初日出発は平塚、目的地は三保、いきなり箱根の峠越えである

箱根といえば去年まではバイクで通っていた
休みの日、暇なとき、あるいは講義をサボって.....
今までバイクで走っていた道をちゃりで通るというのは
また、つらいのもで走っても走ってもたどりつかない

そこへスタートラインにした下宿の友達が車でやってきた
なんだ?冷やかしか?と思ったら
忘れ物を届けにきた
さすがに車だと追いつくのも早い!
少し休憩してからはた走り始めた

ここは苦しい事しか覚えていないな
ようやく頂上へ!
コーヒー沸かしてまったり休憩だ
うまいねぇ〜!
あとは下るだけ
何キロでただろう?車とたいして速度に差がなかった
荷物がある分スピードが出ても安定していた
今日は三保のYHで一泊でした
着いても、息がきれなかった...

次の日はう〜ん!?
あまり覚えていないなぁ
勘弁!
ただ、浜名湖までいった。

この日は
浜名湖からは岡崎城でひと休み
名古屋城では昼寝をしてしまった
結局、城の中には入らなかった...
どこまで行くか?
今日は土曜日である
土曜の夜はオールナイト!
(ん?このフレーズ知ってる人は知っている
当時フジTVでやっていた深夜番組)

と、暗くなっても走っていたが
遅くになるとトラックが多くなってきた
あぶね〜!
結局オールナイトで走るのはやめ
近くの駅三重の亀山の近くだったか...
そこで休もう
中に入ると先客が
同じちゃりだーでした
待合い室で寝ちゃおうかと思っていたら
駅員さんがやってきた
締め出されるかと思ったら
『外からかぎ閉めるから、トイレは改札からいきな』
こんな感じだったかな?親切だった

次の日、いよいよ最終目的の京都
そして最後の山場の鈴鹿峠である
駅をでてからはあまり覚えていない....
覚えているのは鈴鹿峠の途中疲れて休んでいるとき
車が通り過ぎていった
その車が遠くに見える鈴鹿の道路をと通りすぎるのに
どれくらいかかるだろう?
計ってみると10分?
峠を越えるのはまだまだ
というシーンが頭の中に鮮明に残っている...

ようやく峠も越え伊賀の里も過ぎ
京都に入った
するとほとんどの神社仏閣は拝観停止になっていた
なんだせっかく来たのに!
でも走る事が目的だったからまぁいいか!
それでも京都で2泊して観光して
友達と別れた

やつはそのまま輪講して東京へ帰り
我輩はというと育った和歌山へ向かう
奈良を経由、国道24号線から紀ノ川沿いに走る
途中軽トラあ近づいてきて
『がんばれよ』って声をかけてくれた
今回で思ったのは自転車だと親切だなぁって感じた
そして我輩の育った場所(和歌山・有田)にむかった。

その後
高校時代の友達の家に1週間居候して
フェリーで徳島に渡り
徳島から有明まで帰って
この旅は終わりました


<あとがき>
自転車初心者が無理をしたので尻は擦り剥けひざは痛めで
当分買い物チャリくらいでした
しかし、この相棒とは
今でも乗っていて車でちゃりを運んで
おいしいところだけ走って、温泉つかって帰ってくる
ということをしています